良い本は、ほんとに良い。

火花、読了

これ、最初「花火」って本と思ってた。
読み進んでも花火のシーンが有ったから間違いに気がつかず(笑)
本の表紙まじまじとみて「火花かいな!」(笑)

ホップステップジャンプ三段跳びの要領で
面白くなっていった本でした。
やっぱり私は登場人物徳永が崇拝する神谷の笑いより、徳永の笑いのほうが
好みだった、笑いの共感について述べてある箇所には共感できなかったけれど
後半の徳永の叫びのようなものには共感できた。
共感がすべてではないのならこれでいいのだろう。
後半は泣き笑い状態、神谷の人間性に触れるにつれ嫌いではなくなったし
でも、心情がわからない分こういうタイプの人は誤解されそう。

心情も複雑に吐露してあって、哲学さえ感じられ
充分文学的と思えた。

こういう感性の人がこの時代に生きててくれて
よかった、そういう何人かに救いを感じるのだけどその一人と思った。
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読書の秋



なんか書き込み間違いで
追記のところに書き込んでしまった。

直すのがマウスで修正しないといけない…
面倒なので…(笑)

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猫なり

最近読書づいている。
たまにこんな周期が来る。

タイトルにひかれて買ってみた「猫鳴り」ずっと読まずに本棚にあった。
タイトル文字を見ずに音だけのひびきの
「我は猫なり」(ある意味、感じは合っているかもでも本当は猫のゴロゴロ)
なんて言うようなかわいらしい作風じゃなかった。

読んでいて途中放棄したくなるくらい最初のくだり
子猫の描写と、作中の人間の心の動きが乖離しすぎていて
辛い。
作者を攻めてしまいたいほどだ。

しかし読み続けると
降りられない地味に怖いジェットコースターに乗ってしまったかのように
先が気になって読み進んでしまう。
猫のモンはともかく、人は誰が主人公なの?
という作品の展開の妙にも気を取られつつ。


最終に差し掛かってからも容赦がなかった。
脳波計でもつけた状態で読んだならきっと、針がふれっぱなしの。
感情ゆすぶられっぱなしだろう。
大多数の作品がそうであるように
作品の中は架空の人や生き物であるにもかかわらず
これ程 情を感じて読んだことはない。
そこにいるような、いたような錯覚を起こさせるくらい
リアルな描写だからか。

最後はどうだったかおぼえているのに
読み終えてから、もう一度泣き泣き確認したくらい。
この作品は年代によって感想が違うのだろうな。
生や死が切実になってきたら向き合わなければならないが
遠いもののように今はまだと、考えたくない、とか。

確かに言われるように傑作、秀作と思うけれど
優れすぎてるだけにハードだ
全部を読み返す気力がない。


ホッとしたのが最後に書かれてる書評の部分
ほぼ自分が言いたかった感想が最高のまとめとして書かれていて
大いに共感したのだった、そうそうそれが言いたかった(笑)
言葉によって漠然としていた感覚、心がまとめられ、救われた。

アニメでいうところの、ドラマでいうところの
ホッとするキャラのよう。

アルジャーノン

アルジャーノンに花束を
ドラマ化されることもあって本も簡単に見つけられたので、
いっそ、有名だし読んでみようと思って購入。
飼ってるネズミのかわいそうなお話?くらいの前知識しかなかったが…

主人公語りで始まるので
読み始めは、たどたどしく読みづらい。
だけど、作品の凄さもさることながら、
こういう部分の翻訳の素晴らしさにも感動した。
最後はこの部分が一番生きるから。

このような緻密で繊細な感情表現はアメリカの作品には珍しいと思った、
ファンタジーや寓話の世界なんかが上手いのがアメリカだと勝手に思ってる。
さながらヨーロッパあたりの作風
ただチャーリーの身に起こった事柄はアメリカっぽい。

ドラマ化に当たって個人的にチャーリーには、もし芝居が上手ければ
篠山輝信さんなんかがイメージされて
実際のドラマ化で起用の山下さんなどは
読み終えてから納得。
小説とドラマでは状況設定など、随分違うのだろうけれど
あの山下さんのネズミのアルジャーノンをいつくしむ表情はぴったりだと思って。

以下小説読んでの感想、

この小説「涙する」とあって、いったいどこで?と思いつつ
生や死のような部分の表現に畏怖やら恐怖やらで
最後まで涙する機会が来ないでいてこのまま?と思ったが
最後の最後で結局号泣した、悲しいという涙ではないのに。

タイトルの意味が漠然としたものから完全に。

チャーリーの体験は一生を過ごすみんなの体験と思う。
若返る動物実験が成功すれば話は違うだろうが。
賢い時の
愚鈍な時の
微笑みを投げかけてくる相手を感じられるのは
受け取る心の状態によるのだなと思った。

ともかくSF作品というより文学作品と思う。








文字が小さくて文庫本は読み辛い

で、文庫本サイズではない「文明の子」読んだ。
設定は全編どこかでつながってる書き方でちょっと慣れないと読み辛いかも。
出版社は、文章校正、あえて手を加えてない感じ

SF的で、メルヘン的で、童話っぽくもありながら、社会派でも有りで
読み進むうち、つくづく作者のかたはロマンチストな感じがする。
作者を知らなかったら、そういう人物を連想したと思う(笑)

話を無理につなげようとすると内容が頭に入り辛くなるのでそこはあまり気にせず読んだ。
短編の中に童話的ですごく良いものが有り「プレゼント」「贈り物」(似たようなタイトル)
ちょっぴり泣けたりするものも。

ただ、登場人物のネーミングがちぃっとばかり違和感。
でも気になるのはその辺くらいで、すごく良い。
忙しい芸人さんをやりながらここまで書くなんて、並々ならぬ熱意の表れ。

作者は何とか文明を肯定的に書きたかったと、
人が文明の発展の渦に埋もれて置いてきぼりにしてしまった文化的価値感や、
最低限の人となりと感受性
作者はなくすこと無く、はぐくみながら成長してきてる気がするからそう言えるのではなかろうか。
世間一般は、体も機械化したような錯覚で、でも自然の驚異には「昔」より立ち向かえない
萎えた心身
そう言う面では賛否両論?  

時代の善きも悪きもありのままをありのままに受け入れ大事にしたい、そんな感じか。
成長期のいじめとか孤立感とか、作者を考えると決して成長の役に立ってなくはない
感受性は時にして厄介だけれど何よりの武器になる。
逆にそういう人のほうが強いのだから、そう思わせてくれてる作者こそが「文明の子」で
作品の中にある言葉、根拠なき確信で前へ
とにかく熱い人という印象を持った。
プロフィール

CHAKOMOKO

Author:CHAKOMOKO
196()年生まれの
9月後半








人と同居しているのは

サバ虎の
ねこ
ちわわという種の
いぬ




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だんだんばかに
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