日本の村、人類学者その(2)




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「忘れられた人類学者」本の表紙はエンブリー夫妻。
妻エラの写真は私の父の実家の兄嫁に似ている、以前書いた、声がとても優しく上品な叔母
目の当たりがもっと優しければ笑い方もそっくりだと思った。
面影を思い出すには充分な表紙、思わぬところで得をした気分。





今、ほぼ最終ページそろそろ終わりと言うところ。
この本で母の謎も解けるというものだ(笑)
母が何故あんなに正義感が強く人の面倒見が良いのか
子供が大好きだった。多分だけど男の子、聞かなかったけれど、これは(父も)普通そうだけど
その当時としては当たり前のように自立してキャリアウーマンのようだったのはなぜか
明るく親切で、困った人を助けようとするとか
何故、動物に優しいのかとか、虫の命まで大切にするのか
毎日とは言わないが酒宴を開くのが良く続くなと言うほど多かったのはなぜか
宗教的な行事をおろそかにしないとか


まだまだたくさんあるが、これが須恵村からくる村人の人柄に寄るものだとこの本を読んで
確信した。
馬が死んだら人が死んだ時のように深く落胆し、
と様子が書かれていたり「稲作の間に殺された虫の霊のために」供養する「植付けご供養」
~田植えと虫の命の供養と仏教、ただの稲作儀礼や民間信仰だけではない神仏習合とも異なる不思議な信仰心、
自然観がある、、(本書抜粋)とあるように
ともかく年中なんらかの宗教的行事、祭りが多い、単なるお仕着せの
信仰行事というよりは日常普通に身についた一連の動作のように心から当前のように行われていたような感じがする。
何処か、私的にインド的(常に神仏と共にある)な思考が出来上がってるように読んで感じた。

ここは昔は女性が(離婚を言い出す)三行半を突きつけてたみたいです、離婚が自由(笑)
ああ、この村が肯定的に参考にされ、
戦後GHQの頃、エンブリー夫妻の人類学を第一に聞いてもらえて、、
女性も自立が当たり前になるよう国に進言して政策が進められていたなら女性は
今よりも強く明るく自由に生きていかれたかもしれず、もちろん嫁姑関係で嫁に行った先からの不都合で
の離縁というのも有ったのだけれど。
エラが書いた「須恵村の女たち」は女性が過酷な中でもいかに立派だったかも書かれている
労働にしても、村にとっての働きにしても、よっぽど男性より気が利いていたと。
男性は軍人が威張ってる、場の空気が読めてない発言(笑)等、遊郭遊び、挙げ句病気をうつし、
子供を借金の、、、
朝鮮人の素行、印象の悪さ、ひそかに行われるお産、声をだしてはいけない?(座産とか)ありえないくらい凄い。
田舎の悲しい部分とかももちろんあるのだけれど、この村独特の助け合いやシステム
女性のたくましさなどまだまだ書ききれていないが、お隣りの上村や旧免田町とも違っていたらしい。



母は畑の中にいくつか建てられた中の祖母のお墓参りをすると口癖のように
「私の墓前には造花を供えんようにね」とか言っていたっけ、悲しく思う。
こんなに早くそんな日々が来るなんて思いもせず、造花など飾りませんがなかなか行けず。

足にガラスの破片が刺さった事を朝から黙っていて夕方仕事から帰った母に話すと
血相を変え小さかった私を抱き抱えて
近くの病院に駆け込んだのを覚えてる「なんではよ言わんね」と叱られ
それからが母は大変、足のかかとに注射、、させまいと暴れ、泣き叫ぶ私、母と看護師さんで足だけでも押さえつけて
切っているときはもう麻酔が効いて痛くないのに恐怖と惰性でもがき泣いていたのを今でも覚えている。
包帯の足をこたつに入れ痛くなると「心臓より上にあげると良いぞ」と父に言われてそうしていたのも覚えてる。
私は泣き虫の癖におてんばで良く怪我をしたものだから母も大変だった。

母は母性あふれて女性的だと思っていたけれど男に生まれたかったといっていた、
男兄弟の中たった一人、女だったこともあり相談ができないとか
しかも末っ子だったから心細かったのかなと、酒飲みがうるさく宿題できないと嘆いて
「酒宴の集まりをやめることにしたよ」って母に言われたことにも今更ながら後悔。


また、「忘れられた、、」の巻末の感想にこの須恵村は国民総幸福政策を進めているブータンに似ているのだと
助け合いの、協同この本を書くことにあたって
不思議な巡り会わせが書かれていて。。
核家族化が進んだ現代、引越先でもずいぶん須恵とは違うと動揺もあったのだろう。
本当に良い村だったのだなと、しみじみおもう。
今も須恵の良い部分が残っているらしいのでそこだけは希望がもてる。
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CHAKOMOKO

Author:CHAKOMOKO
196()年生まれの
9月後半生まれ
初期の目的を見失い、うだうだ言ってるばかりの記事ですが
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